unicharm ユニチャームプロダクツ株式会社

やさしさをつくる。やさしさでささえる。

 
 

サステナビリティ

サステナビリティ

ESGとは、「Environment(環境)」、「Social(社会)」、「Governance(企業統治)」の3つの頭文字をとったもので、社会課題がグローバルに深刻化している中で、業績や財務情報に加え、ESGに関する取り組みなどの非財務情報をもとに、企業経営の持続可能性を評価する動きが活発化しています。
また、日本をはじめとする成熟国における少子高齢化や、地球規模での環境問題、新興国における貧困問題など、さまざまな社会的な課題が存在し、これらを解決するべく「持続可能な開発目標」(SDGs)等が設定され、各地において様々な取り組みが展開されております。

このような環境下において、当社では企業理念に「NOLA&DOLA」※1を掲げ、あらゆる世代の人々が相互扶助を通じていつまでも自分らしく暮らし続けられる「共生社会」の実現に寄与することを目指し、事業展開を行っております。

※1 NOLA & DOLA:Necessity of Life with Activities & Dream of Life with Activitiesの頭文字をとったもの。『赤ちゃんからお年寄り、そしてペットまで、生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする商品やサービスを提供し、お一人おひとりの夢を叶えることに貢献し続けたい』という想いを込めたもの

サステナビリティへの取組み

環境 社会 ガバナンス

※ユニ・チャーム株式会社の
ホームページに移動します。

Environment(環境)

紙おむつや生理用品など、使い捨て商品を製造するユニ・チャームプロダクツにとって、地球環境に配慮したモノづくりは、決しておろそかにできない重要な課題です。

持続可能な森林資源の利用

当社は国内5工場(福島工場、静岡工場、四国工場中央製造所、四国工場大野原製造所、九州工場)で国際的な森林認証制度※1であるPEFC※2森林認証プログラムの「CoC認証」※3取得しています。
このPEFC「CoC認証」の取得は、紙おむつや生理用ナプキンを製造するメーカーとしては、日本初となります。

PEFC

当社グループでは、中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030」を策定し、適切に管理された森林から作られた木質由来原料(紙・パルプ)を使用した製品を加工成形して流通していることを明確にするために、PEFC「CoC認証」を取得しました。このラベルが付与された製品は、持続可能な資源を使用している“証”となります。同認証の取得に伴い、最高品質のプレミアム紙オムツである「ナチュラルムーニー」「ナチュラルムーニーマン」のパッケージへ、「PEFC認証ラベル」を2021年3月より順次表記します。

日本初、森林認証紙・パルプを使用した紙おむつ「ナチュラルムーニー」「ナチュラルムーニーマン」

【日本初、森林認証紙・パルプを使用した紙おむつ「ナチュラルムーニー」「ナチュラルムーニーマン」】

※1 森林認証制度とは、適正に管理された森林から産出した木材などに認証マークを付けることによって、持続可能な森林の利用と保護を図ろうとする制度。
※2 PEFC (Programme for the Endorsement of Forest Certification)とは、世界各国の森林認証制度を相互承認していく認証プログラム。
※3 CoC(Chain of Custody)認証とは、認証された森林から産出された林産物の適切な加工・流通を認証するもの。

森林認証に関するコミットメント

ユニ・チャームプロダクツ株式会社は、当社が製造する製品の原材料の由来に関する宣言について、森林認証制度(PEFC/CoC)の要求事項を理解し、これを遵守、実施、維持するための管理規定を定め活動してまいります。

・認証製品が合法性、維持可能性の確認された森林由来の調達である事の証明を確認します。
・CoC認証の要求事項を遵守、実施し、維持に努めます。
・当社CoCマニュアルを遵守・実行・監視し、見直しをはかります。
・認証原材料の供給者がCoC認証基準に適合している旨の確認をします。
・このコミットメントは、社内・社外に公表すると共に、取引先、協力業者へも周知し、理解と協力を要請します。

制定 2020年12月4日
ユニ・チャームプロダクツ株式会社
代表取締役社長 関 忍

配送における環境負荷低減の取り組み

・異業種間共同輸送

当社は、株式会社ホームロジスティクス、トランコム株式会社と共に、スワップボディコンテナ※1を活用した共同輸送事業において、①往復輸送による車両台数削減、②荷役分離によるドライバー作業負荷低減の取り組みにより、2020年12月16日(水)に開催された「令和2年度 グリーン物流パートナーシップ会議優良事業者表彰※2」で「国土交通大臣表彰」を共同受賞しました。

グリーン物流パートナーシップ会議優良事業者表彰

当社とニトリ株式会社2社による異業種間共同輸送を実現することで、2社の貨物の組み合せによる当日往復輸送化、スワップボディコンテナ※1活用によって荷役作業分離が可能となり、車両運行台数50%削減、CO₂排出量の削減(年間換算880.4トン)、ドライバーの負担軽減(荷役作業、日帰り運行)など、環境負荷低減とドライバーの労働環境改善に貢献したことが高く評価されました。

物流業界は、ドライバー不足や物流費の上昇、CO₂の削減など、様々な課題を抱えています。今後も3社は連携を強化するとともに、パートナーとなり得る企業と幅広く取り組むことで、限りある輸送力を最大限活用した輸送実現に取り組み、社会の課題解決に貢献していきます。

※1 トラックに積載する荷台部分を脱着できる車両のこと。
※2 国土交通省・経済産業省等が物流分野における環境負荷低減、物流の生産性向上など、持続可能な物流体系の構築に関し、特に顕著な功績のあった事業者に対して表彰するもの。

・エコレールマーク認定

トラックから船舶や鉄道輸送へのモーダルシフトを進めており、2019年7月に「エコレールマーク」※1 の企業認定を受けています。地球にも人にもやさしい労働環境の実現や生産性向上など、スマートロジスティックスを推進しています。

※1 「エコレールマーク」: エコレールマーク制度は、地球環境に優しい鉄道貨物輸送を一定以上利用している商品又は企業に対して、「エコレールマーク」の認定を国土交通省が行い、マークの表示によって消費者に判断基準を提供する制度です。 エコレールマーク

再生可能エネルギーへの切り替え

当社は「グリーン電力証書」※1の契約を締結し、これにより国内最新鋭のスマートファクトリーである九州工場(福岡県京都郡苅田町)の年間使用電力(980万kWh)の全てを、グリーン電力※2に切り替え、工場で排出する二酸化炭素を年間約5,000ton-CO₂/の削減※3を目指します。

九州工場は、スマートファクトリーのコンセプトのもと2019年春、国内4拠点目として操業を開始しました。これまで培ったモノづくりの知恵と新たな技術を融合させ、既存の自社工場にはない様々な自働設備の搭載や、IoTを活用した最先端の工場です。

※1 再生可能エネルギーによって得られた電力の環境付加価値を、取引可能な証書にしたもの、またはそれを用いる制度のこと。
※2 風力や太陽光、バイオマス、小規模水力などの自然エネルギーや再生可能エネルギーで発電された電力のこと。
※3 年間約5,000ton-CO₂/の削減量とは、家庭1,400世帯が1年間に排出する二酸化炭素(CO₂)量に相当します。

ユニ・チャーム 九州工場上空からの写真

【ユニ・チャーム 九州工場上空からの写真】

年々高まる気候変動の影響が深刻度を増すなか、当社は二酸化炭素の削減に優先的に取り組む課題であると認識しています。このため、パリ協定の2℃シナリオに貢献するべく、2018年6月にSBT(Science-Based Targets/科学的根拠に基づく目標)イニシアチブより2050年までの削減計画に対する認定を受けています。
今後も引き続き、あらゆる世代の人々が相互扶助を通じていつまでも自分らしく暮らし続けられる「共生社会」の実現、サステナブルな社会の実現に寄与するための取り組みを推進していきます。

ISOに基づく環境マネジメント

当社では、環境改善のツールとしてISO14001を導入し、環境マネジメントシステム(EMS)活動に則り、継続的改善を推進しています。2017年に品質・環境両面での活動をより強化するために、品質・環境のマネジメントシステムを統合し、品質向上と環境負荷低減への活動を強化し、事業活動を通して環境への取り組みを行いました。

太陽光発電システム導入

当社は紙おむつや生理用ナプキンなど消費財メーカーの社会的責任を真摯に受け止め、国をあげた再生可能エネルギーの利用促進への同調し、当社の国内主力3工場である、福島・静岡・四国工場の屋根上に太陽光発電システムを導入しております。

マテリアルリサイクルの取組み

ライフサイクル

取り組み1:使用済み紙おむつのリサイクルについて(ユニ・チャーム株式会社のホームページに移動します。)

取り組み2:紙おむつの製造工程において、生産時に発生するロス品、生産工場から廃棄される紙管や集塵パルプ・紙粉、端材(トリム)などの廃棄物が発生します。当社では、これらの廃棄物をグループ会社で猫の排泄ケア用品の材料へリサイクルしています。
また、一部の端材(トリム)は、工場内で再生ペレット化し、リサイクルすることでプラスチックの有効利用を推進しています。

紙おむつの製造工程で発生する廃棄物

紙おむつの製造工程で発生する廃棄物

Social(社会)

消費財メーカーであるユニ・チャームプロダクツは、お客様に安全安心な製品をお届けする為に、お客様、お取引先様、地域社会、社員など、サプライチェーン全体にわたり責任あるモノづくりを目指して活動しています。

責任あるサプライチェーン

・基本的な考え方・方針

ユニ・チャームグループでは、創業当初から経営方針に「人間尊重」を掲げ、人権を尊重する考え方を大切にしてきました。グローバルなビジネスには人間の尊厳を守るという「国際的な人権基準」に基づく人権への配慮が必要となることから、1948年国連総会で採択された世界人権宣言を支持し、2017年に「ユニ・チャームグループ 人権方針」※3を制定し、事業活動全体において人権尊重の責任を果たす努力を続けることを明示しています。
また、全てのサプライヤーと公平で公正な関係を保つことを目的に、2017年に「ユニ・チャームグループ サスティナブル調達ガイドライン」※4を制定し、事業活動全体において、児童労働や強制労働の防止、差別禁止、結社の自由に対する権利、団体交渉の権利、過度の労働時間の削減、 最低賃金 、健康と安全基準、腐敗防止に関する意思表明をしました。

※3 ユニ・チャームグループ 人権方針(ユニ・チャーム株式会社のホームページに移動します。)
※4 ユニ・チャームグループ サスティナブル調達ガイドライン(ユニ・チャーム株式会社のホームページに移動します。)

・労働環境モニタリング

ユニ・チャームグループ工場は、「ユニ・チャームグループ人権方針」および「サスティナブル調達ガイドライン」に基づく持続可能なサプライチェーン構築を目指し、2019年5月にSedexへ加入しました。Sedexは、サプライチェーンにおける労働実務(労働基準、健康と安全、環境、ビジネス倫理)に関するリスクを管理するための世界最大のプラットフォームです。Sedex加入に先駆け2017年10月より自社工場及びサプライヤー工場でSMETA監査(Sedexが提供する監査スキーム)を定期的に実施し、従業員の人権尊重と労働環境改善に取り組んでおります。

労働安全衛生

・基本的な考え方・方針

ユニ・チャームグループでは労働安全衛生の取り組みとして、信念と誓いと企業行動原則の「社員への誓い」の実現に向け、職場の安全・衛生管理の徹底を「行動指針」とし、労働災害を防止し、社員が安全・安心に働けるよう、安全衛生管理の徹底に努めています。

・OSHMSの導入

労働安全衛生に関する活動を継続的に維持・向上していくために、労働安全衛生に関するOSHMS(Occupational Safety and Health Management System/労働安全性マネジメントシステム)を導入し、「計画(Plan)-実施(Do)-評価(Check)-改善(Act)」という一連の過程を定め、継続的な安全衛生管理を自主的に進めることにより、労働災害の防止と労働者の健康増進、快適な職場環境を形成し、安全衛生水準の向上を図る活動を実施しています。

・全社安全大会

社員の安全に向けた取り組みとして全社安全大会を実施しています。「全ての事故、全てのケガは防ぐことが出来る」ということを改めて確認し、その達成に向け「安全は資産である」、「安全は全てにおいて優先する」という理念を基に、経営幹部が「安全で快適な職場」を作る為に率先して行動することを誓う場としています。

社会との共生

・基本的な考え方・方針

ユニ・チャームグループは、事業活動そのものを社会貢献性の高いものと考えています。日本のみならず、アジア、そして世界中の人々に快適と感動と喜びを提供することに大きな誇りと喜びを感じています。地域の特性に合った商品・サービスを展開するとともに、事業に関するさまざまな社会貢献活動の取り組み、雇用の創出により社会に貢献し、人々に愛され歓迎される企業へと発展していきたいと考えています。

・四国中央市「子育てフェスタ」への参加

毎年10月ごろに愛媛県四国中央市で開催される「子育てフェスタ」に参加しています。本フェスタは、同市が掲げる「子育て環境四国一」のスローガンの下、親子の交流や育児の環境づくりを目的とし開催されるイベントです。当社では商品展示やミニSLの運行、乳がんの早期発見のための啓発活動とピンクリボンの募金を行っています。

・工場参観日の開催

社員のご家族に、より会社のことを知っていただくために「家族工場参観日」を開催しています。当日は会社説明や工場見学、実験などを通じて、ご家族の方にお父さんやお母さんが働く場を実際に見ていただき大変好評を頂いております。

・ファミリーデー、運動会の開催

四国では地域のみなさまや社員のご家族のみなさまを招待して「ファミリーデー」や「運動会」を開催しています。日ごろお世話になっているみなさまに感謝することで地域社会に愛される企業を目指しています。あわせて社員のコミュ二ケーションを高める機会としております。

・ダイバーシティへの取組み

ユニ・チャームグループはグローバルにまたがって事業を展開しており、年齢、性別、国籍、人種、宗教など、多種多様な社員が在籍しています。国内工場をグローバルにおけるマザー工場として位置づけ、海外現地法人からの実習生の受け入れ等を行っています。またダイバーシティへの配慮として、多様な国籍、宗教の方々の文化や習慣を尊重した環境を整備しています。

その他、ユニ・チャームのサステナビリティはこちら

※ユニ・チャーム株式会社のホームページに移動します。

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